キャッシュレス決済をおすすめする理由

こんにちは。
最近はコンビニやスーパー、飲食店など、ほとんどのお店でキャッシュレス決済が使えるようになりましたよね。昔は現金しかダメなお店も多かったですが、今ではスマホひとつで支払いが完了するのが当たり前になってきました。

実は私がキャッシュレス決済を始めた理由は、「資産形成のため」でも「便利だから」でもなく、単純に“かっこいい”と思ったからなんです（笑）。
当時はガラケーを使っていたのですが、「最先端の技術を取り入れてる俺ってイケてる！」という間違った思い込みで、Edyを使い始めたのが最初のキャッシュレス体験でした。今思えばちょっと恥ずかしいですが、そんなきっかけでもいいんですよね。結果的にキャッシュレスに慣れておいたおかげで、今では自然と生活に溶け込んでいます。

今回は、そんなキャッシュレス決済が資産形成の強い味方になる理由を紹介していきます。

キャッシュレス決済をおすすめする理由

① 支出管理をしやすい

たとえば、1種類のクレジットカードで1ヶ月分の支払いをまとめると、大体いつどんなことでお金を使ったか把握できます。
商品名までは分からないこともありますが、家計簿をつけるのが苦手な人にとっては、手間をかけずに自動で支出の記録が残るのは大きなメリットです。言わば「自動で家計簿が完成する」ようなものですね。

② 支払い時の手間が省ける

現金で支払うときは「金額を聞く → 財布を開ける → お札と小銭を確認 → なるべくお釣りが少なくなるように計算 → 店員さんに渡す → お釣りを受け取る → 財布にしまう」という手順が必要です。
さらに「今、手持ちが足りるかな？」と事前に確認する手間もあります。
一方でキャッシュレス決済なら、カードやスマホをかざすだけ。毎日の小さな手間が減るだけでも、生活のストレスが軽くなります。

③ ポイント付与でお得

キャッシュレス決済の多くは、支払い金額の0.5〜1%ほどがポイント還元されます。
たとえば100円の買い物で1円分のポイントかもしれませんが、チリも積もれば大きな金額に。現金払いと比べれば「同じ商品を少し安く買えた」と考えられるのです。

キャッシュレスの裏側と重要なポイント

ここまで3つの理由をお伝えしましたが、実は一番大切なのは③ポイント付与だと思っています。
その理由を知るためには、キャッシュレス決済の「裏側」を少しのぞいてみましょう。

店舗がキャッシュレス決済を導入すると、売上から決済手数料を支払う必要があります。
例えば100円の商品が売れた場合の内訳を見てみましょう。

内容	金額
仕入れ額	20円
人件費	10円
諸経費	10円
キャッシュレス決済手数料	3円
利益	57円

本来なら60円の利益になるところが、決済手数料の3円を支払うことで57円に減ってしまいます。
売上が数百万円、数千万円となれば、この差は非常に大きくなります。

しかもクレジットカード会社などの規約では、「手数料を商品代金に上乗せしてはいけない」と定められていることもあります。つまり表向きには「手数料分をお客様に転嫁できない」仕組みになっているのです。

しかし実際には、店舗は利益を守るために値上げを検討せざるを得ません。
もちろん「キャッシュレス決済だから3%値上げします」とは言えませんが、全体的な売価を少しずつ調整していくことは十分に考えられます。結果的に、私たち消費者が知らない間にコストを負担しているとも言えるのです。

最後に

キャッシュレス決済は「便利だから使う」という理由が多いと思いますが、実は値上げに対抗できる唯一の手段とも言えます。
ポイント還元を受けることで、知らずに負担している手数料分を少しでも取り返せるからです。

「現金のほうが家計管理しやすい」「キャッシュレスはセキュリティが心配」という声もありますが、キャッシュレス決済の仕組みを知った上で、上手に利用してみるのがおすすめです。

キャッシュレスはこれからも時代の流れとして広がっていきます。どうせなら「ただ便利だから」ではなく、自分や家族の資産形成につながる使い方をしていきたいですね。

（参考：経済産業省「キャッシュレス決済比率」）