こんにちは。
「新NISAでインデックス投資を始めたけれど、正直なところ仕組みはよく分かっていない。」
「暴落が来たら怖いし、資産が減るのはやっぱり不安。」
そんな気持ちを抱えている人は多いと思います。
私も最初は同じでした。
インデックス投資は長期で増えると聞いていても、「なぜ増えるのか」をちゃんと理解していませんでした。
この記事では、インデックス投資で資産が増える本当の理由を、できるだけ分かりやすく整理します。
キーワードは「ドル・コスト平均法」「内部再投資」「複利」です。
インデックス投資の土台になる指数とは?
インデックス投資は、特定の指数に連動する投資信託を積み立てる方法です。
たとえば、
・S&P500(米国の代表的企業500社)
・MSCI ACWI(世界中の株式を幅広く含む指数)
といった指数があります。
日本で人気なのは、
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
などです。
これらは、世界経済や米国経済全体の成長に乗る仕組みになっています。
資産形成のエンジン:ドル・コスト平均法
インデックス投資の最大の特徴は、毎月一定額を積み立てることです。
これを「ドル・コスト平均法」といいます。
見るべきは「金額」より「口数」
投資を始めると、つい評価額ばかり見てしまいます。
しかし本当に大切なのは「どれだけ口数を積み上げたか」です。
毎月1万円を積み立てるとします。
- 価格が高いとき → 少ない口数を買う
- 価格が安いとき → 多くの口数を買う
価格が下がったときに多く買える仕組みが、自動的に働きます。
暴落時は評価額が減るので不安になります。
でも実はそのときこそ、将来のための「仕込み」が進んでいる状態です。
もちろん、将来価格が回復しなければ利益にはなりません。
ただ、これまでの長い歴史では、大きな暴落のあとに市場は回復してきました。
だからこそ「市場に居続けること」が重要だと言われるのです。
意外と知らない分配金の仕組み
「eMAXIS Slimは分配金が出ないから意味がないのでは?」と思う人もいます。
でも実際は違います。
分配金を出していないのではなく、ファンド内で自動的に再投資しているのです。
口数は増えないが、価値は増える
個別株の場合は、配当金が現金で振り込まれます。
そのお金で再投資すれば株数が増えます。
一方、多くのインデックスファンドは、配当をそのままファンド内で再投資します。
その結果、口数は増えませんが、1口あたりの基準価額が押し上げられます。
つまり、資産は内部でじわじわ育っていきます。
積立をやめたら成長も止まる?
「目標額に達したら積立をやめたい。」
そう考える人も多いと思います。
では、積立をやめたら成長は止まるのでしょうか。
答えは「いいえ」です。
ファンドの中身は、世界中の企業です。
企業は日々利益を生み出し続けます。
その利益は再び投資されます。
つまり、追加投資をしなくても、内部での再投資は続きます。
複利の力が雪だるまを転がす
仮に1,000万円を年利5%で運用できたとします。
追加投資なしでも、複利の効果で次のようになります。
- 10年後:約1,628万円
- 20年後:約2,653万円
- 30年後:約4,321万円
利益が利益を生む。
この連鎖が長期投資の本質です。
ただし、年5%が保証されるわけではありません。
あくまで過去データをもとにしたシミュレーションです。
なぜインデックス投資は効率的なのか
個別に配当を受け取ると、通常は約20%の税金がかかります。
再投資できる金額は減ってしまいます。
一方、分配金を出さず内部で再投資するファンドでは、売却するまで課税が繰り延べられます。
この「課税の先送り効果」が、長期では大きな差になります。
※外国株の配当には外国税がかかる場合があるため、完全に無税という意味ではありません。
唯一守るべきこと
インデックス投資の仕組みは、とても合理的です。
でも失敗する人もいます。
理由はシンプルで、「怖くなって途中でやめてしまう」からです。
景気が良いときは金額の増加を楽しむ。
景気が悪いときは口数が増えることを喜ぶ。
この視点を持てるかどうかが分かれ道だと、私は感じています。
私自身の話
正直に言うと、私は最初、インデックス投資の仕組みをきちんと理解していませんでした。
銀行の金利のように「いつ確定するのか?」と考えていたほどです。
それでも、積立を続けてきました。
結果として、資産は少しずつ増えています。
完璧に理解してから始める必要はないのかもしれません。
大切なのは、仕組みを信じて市場に居続けることだと、私は今は思っています。
まとめ
インデックス投資で資産が増える理由は、特別な魔法ではありません。
- ドル・コスト平均法で安いときに多く買う。
- 分配金を内部で再投資する。
- 複利を長期間働かせる。
このシンプルな仕組みを、時間をかけて回し続けること。
それが長期資産形成の王道です。
暴落は怖いです。
でも見方を変えれば、それは将来のための仕込み期間でもあります。
数十年後、「あのときやめなくてよかった。」と笑えるように。
私はこれからも、淡々と積み立てを続けていきます。
