最終更新:2025年9月(本文は最新の公表データを参考に作成)
はじめに — 複利って聞いたことあるけど?
「複利(ふくり)」は、お金の増え方の種類の一つ。とてもシンプルに言うと、複利は「前年の合計(元本+利子)」に対して次の利子がつく仕組みです。逆に単利は「元本だけ」に利子がつき続けます。
まずは表で比べよう(例:元本100万円、年利5%、5年間)
単利(元本にだけ利子がつく)
| 年数 | 元本 | 利子(年5%) | 合計 |
|---|---|---|---|
| 1年目 | 1,000,000円 | 50,000円 | 1,050,000円 |
| 2年目 | 1,000,000円 | 50,000円 | 1,100,000円 |
| 3年目 | 1,000,000円 | 50,000円 | 1,150,000円 |
| 4年目 | 1,000,000円 | 50,000円 | 1,200,000円 |
| 5年目 | 1,000,000円 | 50,000円 | 1,250,000円 |
※単利は「元本(ここでは100万円)にだけ毎年5%の利子がつく」ため、利子は毎年同じ50,000円です。
複利(前年の元本+利子に利子がつく)
| 年数 | 前年までの合計(元本+利子) | 利子(年5%) | 新しい合計 |
|---|---|---|---|
| 1年目 | 1,000,000円 | 50,000円 | 1,050,000円 |
| 2年目 | 1,050,000円 | 52,500円 | 1,102,500円 |
| 3年目 | 1,102,500円 | 55,125円 | 1,157,625円 |
| 4年目 | 1,157,625円 | 57,881円 | 1,215,506円 |
| 5年目 | 1,215,506円 | 60,775円 | 1,276,281円 |
ポイント:複利では「前年までの合計」に利子が付くため、利子の金額が年々増えていきます。表からも後半に差が開いていくのが分かります。
「貯金」と「投資信託(オルカン)」で考える
貯金(普通預金)の利回り — 安全だが低い
従来(マイナス金利時代)には多くの銀行で普通預金の年利はごく低く、0.001% 程度という水準でした(※過去の代表的水準)。ただし、金融政策の変化により銀行の預金金利は変動します。最近はキャンペーンや銀行によっては0.2~0.6%程度の普通預金金利を提示する例も出ています(2025年の動き)。
出典例:過去の0.001%水準と、近年の預金金利上昇の動向。詳細は参考記事を確認してください。 [oai_citation:1‡Reuters](https://www.reuters.com/markets/rates-bonds/top-japan-banks-weigh-first-rate-hikes-ordinary-deposits-17-years-after-boj-2024-03-19/?utm_source=chatgpt.com)
投資信託(例:eMAXIS Slim 全世界株式=通称「オルカン」)
「オルカン」は全世界の株式に幅広く分散投資するインデックス型の投資信託で、長期で市場平均に連動するリターンが期待されます。代表的なベンチマークである MSCI ACWI(All Country World Index)の過去実績を見ると、過去10年の年率は二桁台、過去20年の年率は概ね8〜9%程度といった期間もありました(期間によって変動します)。オルカン自体の実績や表示リターンは販売会社のページで確認できます。 [oai_citation:2‡Curvo](https://curvo.eu/backtest/en/market-index/msci-acwi?utm_source=chatgpt.com)
注意:過去のリターンは将来を保証するものではありません。投資信託は元本割れのリスクがあり、短期ではマイナスになることもあります。
具体例:30年間でどう違うか(概算)
元本100万円を30年間「放置」した場合のイメージ比較(年利は複利計算):
| 方法 | 年利(目安) | 30年後(概算) |
|---|---|---|
| 普通預金(歴史的な低金利) | 0.001%(過去の代表値) | 約1,000,300円(ほぼ増えない) |
| 投資信託(オルカン想定) | 年平均 約5%(長期の目安) | 約4,321,900円(=1,000,000×1.05^30) |
※ここでの「年平均5%」は分かりやすくするための一例です。実際の過去実績は期間や算出方法で上下します(MSCI ACWI の過去10年・20年の年率は期間次第で変わります)。 [oai_citation:3‡Curvo](https://curvo.eu/backtest/en/market-index/msci-acwi?utm_source=chatgpt.com)
メリット・デメリットを簡単に
- 貯金(普通預金):元本割れしない(安全)が、利回りは非常に低い。急な出費のための「生活防衛資金」はここに置くのが基本。
- 投資信託(オルカン等):長期で見ると市場平均に連動したリターンが期待できる(複利効果で大きく育つ可能性あり)。ただし価格変動(元本割れ)のリスクがある。
個人的な意見(筆者の体験)
正直に言うと、投資を学ぶまでは「複利」という言葉すら知らなかったです。日本ではお金の話がタブー視され、学校でマネー教育を受ける機会も少なかったため、マネーリテラシーが低い人が多いと感じます。
「今から勉強しても遅いのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、知らないより知っている方が確実に武器になります。私も後悔することは多々ありますが、最近買った株が約10%上がっただけで「学んで行動してよかった」と実感しています。早く始めるほど複利の力は味方になります。
最後に(まとめ)
- 単利は「元本だけ」に利子がつく。利子は毎年同じ。
- 複利は「前年の合計(元本+利子)」に利子がつく。だから利子も年々増える。
- 貯金は安全だが利回りは低い。投資信託はリスクはあるが長期で複利の恩恵を得られる可能性がある。
- 「複利は人類最大の発明」という言葉が示すように、時間を味方につけることが重要。
まずは少額から、理解しながら始めるのがおすすめです。
参考・出典(本文で参照した最新データの例):MSCI ACWI の過去実績、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)のファンド情報、日本の普通預金金利の動向等。各データは公表元で最新版を確認してください。 [oai_citation:4‡Curvo](https://curvo.eu/backtest/en/market-index/msci-acwi?utm_source=chatgpt.com)
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