片付けは単なる掃除ではなく、「浪費を防ぎ、時間を生み、資産形成を後押しする習慣」です。
以前書いた記事「資産形成に片付けは重要」でも触れましたが、今回は私自身ものが捨てれなかった考え方を変えて、ものを減らすことができた経験をお話しします。
ものが捨てられなかった理由
私が物をなかなか捨てられなかったのは、主に次の3つの考えからでした。
- もったいない
- いつか使うかも
- 二度と手に入らないかも
せっかく買ったものを捨てるのは「もったいない」。
今すぐは使わないけど、持っていれば「いつか使うかも」。
そのときしか売っていなかったから、捨てたら「二度と手に入らないかも」。
このように思う人は多いのではないでしょうか。
しかし、この考えこそが「捨てる」という選択肢をなくし、どんどん部屋がもので溢れていく原因になります。
客観的に見て考え直すきっかけへ
私を含めて、ものが捨てられない人は「捨てる」という選択が最初から頭にありません。
ですが、皆さんどうでしょうか？
ニュースで「ゴミ屋敷問題」が取り上げられると、そこに住む人は「全部大切なものだから捨てられない」と言います。
しかし、第三者から見ると「捨てられるものが多いのでは？」と思ってしまう。
このように、主観的に見れば捨てられないものでも、客観的に見ると「生活する上では不要」と判断できることが多いのです。
つまり、視点を変えることが「捨てられない」から抜け出す第一歩になります。
捨てられない理由を、捨てられる理由へ切り替える
「そうはいっても、捨てられるならとっくに捨てている」――そう感じる人も多いでしょう。
私もまさにそうでした。
そこで大切なのは、「捨てられない理由」を「捨てられる理由」に置き換えることです。
- せっかく買ったものを捨てるのはもったいない
→ そもそも使わないものを買ってしまったこと自体がもったいなかった。
捨てることで、次の買い物で同じ失敗を防ぐ意識が生まれます。 - 今すぐは使わないけど、いつか使うかも
→ その“いつか”は本当に来るでしょうか？
必要なときが来たら、そのときに準備すれば十分です。 - 二度と手に入らないかも
→ 限定やレアという言葉の勢いで買っていなかったか？
本当に大切なものなら、飾ったり定期的に見返したりしているはずです。
実践した結果、変わったこと
この考え方を実践した結果、これまでの自分とは別人のようにものを捨てられるようになりました。
「捨てること」が苦痛ではなく、むしろスッキリする感覚に変わったのです。
結果として、次のようなメリットがありました。
- ものが探しやすくなり、時間が増える
- 本当に大切なものが見えてくる
- 無駄遣いや衝動買いが減る
つまり、片付けは家を整えるだけでなく、自分のお金の使い方や価値観を整えることにもつながるのです。
まとめ
いかがでしたか？
大切なものまで捨てる必要はありません。
むしろ、「大切なものだからこそ使う・飾る・見返す」ことで、自分の心が豊かになります。
ミニマリストを目指す必要はありません。
本当に必要なものと大切なものに囲まれた生活の中で、無駄を減らし、資産形成を一歩ずつ進めていきましょう。
今日できること： まずは目の前の「1つ」を手放してみる。そこからすべてが変わります。
