こんにちは。
赤ちゃんって、大人よりもしゃっくりをする頻度が多いと思いませんか？
大人なら「息を止める」「冷たい水を飲む」などの方法がありますが、赤ちゃんにはどれもできません。
見守るしかないのか…と不安になりますよね。
今回は、赤ちゃんのしゃっくりの原因と対処法、そして注意が必要なケースについて、わかりやすくお伝えします。
しゃっくりはどうして起きるの？
しゃっくりは、肺の下にある横隔膜（おうかくまく）という筋肉が、何らかの刺激で痙攣（けいれん）することで起こります。
この横隔膜がピクピクと動くと、息を吸い込む反射が起きて「ヒック」と音が出る仕組みです。
大人の場合は、
- 早食いによる空気の飲み込み
- 炭酸やアルコールの刺激
- 大笑いなどによる急な呼吸変化
といったことが原因とされていますが、明確に「これ！」という原因は解明されていません。
なぜ赤ちゃんはしゃっくりが多いの？
赤ちゃんの体はまだ発達途中のため、横隔膜がちょっとした刺激でも反応しやすいのが特徴です。
たとえば、
- ミルクや母乳を飲むときに空気を一緒に飲み込んでしまった
- オムツ替えのあとなどに体が冷えた
- お腹が張っている
といった日常的なことがきっかけになります。
つまり、赤ちゃんにとっての「しゃっくり」は自然な生理現象なんですね。
元気に泣いて、しっかりミルクを飲んでいるようであれば、基本的に心配はいりません。
赤ちゃんのしゃっくりが出たときの対処法
多くの場合、赤ちゃんのしゃっくりはしばらくすると自然におさまります。
とはいえ、長引くと気になりますよね。
そんなときは次のような対処を試してみましょう。
すぐできる対処法
- ゲップをさせてあげる：飲み込んだ空気を出してあげる
- 体を温める：冷えが原因のことも
- 少しだけミルクや母乳を与える：飲む動作で落ち着く場合あり
これらはすべて赤ちゃんにやさしい方法です。
無理に止めようとせず、少し様子を見ながら試してあげましょう。
こんなときは医療機関を受診しましょう
しゃっくり自体は自然に治まるものですが、次のような場合は小児科を受診してください。
- 数時間たってもしゃっくりが止まらない
- ミルクの飲みが悪い、吐き戻しが多い
- ぐったりしている、顔色が悪い
- 呼吸が苦しそう
これらの症状があるときは、単なるしゃっくりではなく体の不調や病気が隠れている可能性があります。
「念のため…」でも構いません。早めに相談することが大切です。
まとめ
いかがでしたか？
赤ちゃんのしゃっくりは、ほとんどの場合成長過程で自然に起こることです。
私も初めての育児のときは心配になり、お医者さんに相談したことがありますが、
「元気なら大丈夫ですよ」と言われてホッとしたのを覚えています。
今しゃっくりで悩んでいるママ・パパも、あまり心配しすぎずに見守ってあげてくださいね。
ただし、いつもと様子が違うときは迷わず医療機関へ。
それがいちばんの安心につながります。
