こんにちは。
離乳食が始まると、つい大人のスプーンで「あーん」としてしまうこと、ありますよね。
このような行動をネットで調べると、「一生虫歯体質になる」「絶対に共有してはいけない」など強い言葉が並び、不安になる方も多いのではないでしょうか。
今回は、赤ちゃんの口内ケアについて。
虫歯菌は本当にうつるのか。
食器共有のリスクはどのくらいあるのか。
そして今日からできる現実的な対策について、私なりに分かりやすくまとめました。
赤ちゃんの虫歯菌は遺伝しない?感染の仕組みとは
まず知っておきたいのは、虫歯は「遺伝」ではなく「感染」が関係するという考え方が一般的だということです。
生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には、虫歯の主な原因菌とされるミュータンス菌はほとんど存在しないと報告されています。
つまり、あとから周囲の大人の唾液などを通して移行していく可能性があるということです。
代表的なのが、
- スプーンや箸の共有
- 食べ物の口移し
- コップの回し飲み
ただし、最近では「共有を完璧に避けても、日常的な会話やスキンシップで菌はある程度移動する」という考え方も広まっています。
だからこそ大切なのは、「ゼロにする」ことよりも「増えにくい環境を作る」ことだと私は感じています。
“感染の窓”とは?1歳半〜2歳半がひとつの目安
よく聞く言葉に「感染の窓」というものがあります。
これは、生後1歳半〜2歳半頃にかけて、虫歯菌が定着しやすい時期があるという考え方です。
この時期は奥歯が生え始め、口の中の環境が大きく変わります。
ここで強い虫歯菌が多く定着すると、その後の虫歯リスクに影響する可能性があるとされています。
ただし、「この期間を過ぎれば一生虫歯にならない」というわけではありません。
あくまで“リスクが高まりやすい時期”と理解するのが現実的だと思います。
スプーン共有で虫歯はうつる?考えられる3つのリスク
「ちょっと舐めただけで大げさでは?」と思う気持ちも分かります。
私もそう思っていました。
でも、理論上は唾液を通して菌が移行する可能性はあります。
① 虫歯になりやすい口内環境になる可能性
一度菌が定着すると、完全にゼロにすることは難しいとされています。
だからこそ、できる範囲で移行リスクを減らすことが大切です。
② 将来的な歯周病リスク
大人の口の中には虫歯菌だけでなく歯周病関連菌も存在します。
乳幼児期から口内環境が乱れると、将来的な歯ぐきトラブルにつながる可能性も指摘されています。
③ 通院や治療の負担
一度虫歯ができると、通院や治療が必要になります。
小さな子どもにとって歯医者は怖い場所になりやすいですよね。
予防できるなら、それに越したことはないと私は思います。
「もう共有してしまった…」と落ち込まなくて大丈夫
ここまで読むと、不安になる方もいるかもしれません。
でも、数回共有したからといって必ず虫歯になるわけではありません。
大切なのはこれからです。
- 毎日のケアで菌のエサを減らす
- 甘い飲み物をダラダラ与えない
- 親自身が定期的に歯科検診を受ける
菌はいても、増えにくい環境を作ればリスクは抑えられるとされています。
【月齢別】赤ちゃんの口内ケアステップ
歯が生える前
授乳後に湿らせたガーゼで歯ぐきを優しく拭く程度で十分です。
目的は「口に触れられることに慣れる」ことです。
前歯が生え始めた頃(生後6か月前後)
赤ちゃん用歯ブラシを持たせてカミカミさせてみましょう。
遊びの延長で慣らしていくイメージです。
奥歯が生え始めた頃(1歳前後〜)
仕上げ磨きを本格的に始めます。
フッ素濃度1000ppm前後の歯磨き剤を米粒程度使用する方法が現在は広く推奨されています。
量を守ることが大切です。
歯磨きを嫌がる子への向き合い方
歯ブラシを見ただけで逃げる時期、ありますよね。
私も心が折れそうになります。
無理やり押さえつけるより、短時間で終わらせるほうが結果的にうまくいくことが多いです。
- 上唇の裏のスジ(上唇小帯)に当てないようにする(すごく痛い場所)
- 歌や声かけで雰囲気を変える
- 寝る前の1回を最優先にする
100点を目指さなくて大丈夫です。
続けることの方が大切だと私は思っています。
夜間授乳・甘い飲み物との付き合い方
夜間授乳がすぐに虫歯に直結するわけではありません。
ただし、歯が生えそろってからの頻回授乳や、ジュース・スポーツ飲料の習慣化はリスクを高める可能性があります。
ダラダラ飲みを避けること。
飲んだあとは口の中を軽く整えること。
この積み重ねが将来差になると感じています。
私がいちばん大事だと思っていること
私が気になっているのは、「家族で認識がそろっているか」ということです。
私だけ気をつけていても、誰かが「それくらい平気でしょ」と思っていたら少し悲しいですよね。
責めるのではなく、共有すること。
同じ方向を向くこと。
それがいちばん大事だと私は思っています。
まとめ:親の口内環境も、子どもへのギフト
赤ちゃんの歯を守るためにできることは、特別なことではありません。
- 食器の共有をできる範囲で避ける
- 寝る前の仕上げ磨きを習慣にする
- 家族も歯科検診を受ける
完璧でなくて大丈夫です。
できることから少しずつ。
真っ白な歯は一生の財産です。
私もできることから続けていきたいと思っています。
