順調な今だからこそ、暴落が怖くなる人へ
こんにちは。
ここ数年、オルカンやS&P500は好調な推移が続いています。
多少の下落はあっても、全体としては右肩上がりで株価は上昇してきました。
そのため、リーマンショックのような大きな暴落を実際に体験した人は少なく、「インデックス投資は、年利4%前後で安定して増えていくもの」そんなイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。
正直に言うと、私自身も大きな暴落を経験したことはありません。
それでも、「もし明日、株価が大きく下がったら自分はどう感じるだろう」そんなことを考えるようになりました。
暴落を予測することはできません。
ただ、起きたときに慌てない準備はできます。
今回は、私が意識している考え方や行動をまとめました。
「こういう考え方もあるんだ」そのくらいの気持ちで読んでもらえたら嬉しいです。
なぜ暴落時に冷静でいられなくなるのか
なぜ「10万円の損」は「10万円の得」より辛いのか
暴落に直面すると、冷静でいられなくなる人が多いのには理由があります。
それは、私たちの性格の問題ではありません。
心理学、行動経済学の分野には「プロスペクト理論」と呼ばれる考え方があります。
簡単に言うと、人は「得をした喜び」よりも「損をした痛み」を、より強く感じるという性質です。
例えば、10万円増えたときは「少し得したな」と感じる程度でも、10万円減ったときは「どうしよう」「失敗したかもしれない」と強い不安を感じてしまいます。
この感情のアンバランスがあるため、頭では「長期では持ち続けた方がいい」と分かっていても、気持ちがついてこなくなるのです。
まずは、「損が怖いのは当たり前なんだ」と認めることが、メンタル管理の第一歩だと思っています。
子育て世代が暴落で不安になりやすい理由
独身時代の投資と、今の投資は同じではありません。
パパ・ママ世代の投資には、家族の存在があります。
「子どもの教育費が減ってしまったらどうしよう」「将来の生活に影響が出たら困る」
こうした責任感が、先ほどの損失回避性と重なると、不安は一気に大きくなります。
画面上の数字が減っただけなのに、家族の未来まで削られているような感覚になる。
これが、パニック売りが起きてしまう大きな原因だと感じています。
暴落をチャンスに変えるための考え方
評価額と価値を切り離して考える
暴落が起きると、投資信託の評価額は下がります。
ただし、保有している口数が減るわけではありません。
世界中の企業が活動を続けている限り、その価値が一瞬で消えてしまうわけではないと、私は考えています。
スーパーで卵が安売りされても、卵そのものの栄養価が変わらないのと同じです。
ドルコスト平均法は暴落時に本領を発揮する
積立投資をしている場合、価格が下がる局面では、同じ金額でより多くの口数を買うことができます。
精神的にはつらいですが、長期で見れば将来のリターンにつながる可能性が高い局面でもあります。
暴落時に積立を止めず、淡々と続けられるかどうか。
ここが大きな分かれ道になると感じています。
世界経済はこれまで回復を繰り返してきた
これまでの歴史を振り返ると、世界経済は何度も大きな下落を経験してきました。
それでも時間をかけて回復し、成長を続けてきたのも事実です。
もちろん、将来を100%保証するものではありません。
ただ、私がインデックス投資を続けている理由は、人類がより良い生活を求めて進み続けると信じているからです。
明日暴落が起きても動揺しないために私がしていること
投資は余剰資金でする
生活に必要なお金まで投資に回してしまうと、暴落時に売らざるを得なくなります。
私は、「もし半分になっても生活に影響が出ないか」この基準で投資額を考えています。
現金という心のクッションを持つ
投資とは別に、生活防衛費を確保しています。
数年分の生活費があると思えるだけで、気持ちはかなり落ち着きます。
評価額が下がっても、明日の生活が脅かされるわけではありません。
証券口座にログインしない
暴落時ほど、何度も口座を見てしまいがちです。
ただ、見れば見るほど不安は大きくなります。
積立は自動で続きます。
私は、あえて距離を取るようにしています。
投資の目的を読み返す
私の投資の目的は、数日後の利益ではありません。
15年後、20年後の生活のためです。
今の下落は、長い時間軸で見れば、ほんの一場面に過ぎない。
そう言い聞かせています。
まとめ:最も難しいのは「何もしないこと」
投資で一番難しいのは、特別な知識を身につけることではなく、暴落時に何もしないことだと思っています。
損が怖いのは、家族や将来を大切に思っている証拠です。
その感情を否定する必要はありません。
「今、不安になるのは自然なことだな」そう客観的に眺めるだけでも、少し楽になります。
私もまだ道の途中です。
だからこそ、同じように不安を感じている人と、一緒に、確実に資産を育てていけたらと思っています。
